東京・生活者ネットワークが新春のつどいを開催しました

 

 

東京・生活者ネットワークは1月30日に「2024新春のつどい」を開催しました。1部では、ゲストに前明石市長泉房穂さんをお迎えし、基調講演に「政治を変えれば生活はよくなる」と題してお話を伺いました。泉さんはこどもを核としたまちづくりを進めてきましたが、明石市の成功事例が横展開として他自治体にも拡がっています。

財源がないから「やれない」のではなく、「やる」と決めたら、どこを削ろうかという議論をすればよいだけ。子育て世代の負担を減らせば、浮いたお金が地域に回って地域経済も好循環となる。首長は政策を打ち出し、その責任を取るという覚悟があればよい。等々、泉さんのハイテンポの発言に圧倒されながらも、政治って変えられるんだという前向きな気持ちになりました。

東京・生活者ネットワークホームページで詳しくは報告しています。こちらもご覧ください。

※泉房穂さんの講演の模様は、以下のURLからご視聴いただけます。

https://youtu.be/mC5w7EZJEYk

 

物価高騰に影響を受けている国民は、「国民に負担を強いない政治」を求めています。にもかかわらず、今行われている政治は、例えば、子ども支援のための財源に、健康保険に上乗せして国民負担を強いる政策です。一方では、裏金による収入に対して、税金を払わないで済まそうとする脱税政治家が野放しにされようとしています。とはいえ、許されない政治家を選んだのは、当たり前ですが有権者です。究極には有権者が変われば政治は変わる。変えられるということです。

泉さんが講演の締めくくりで語られた、「選挙は美しい」「民主主義は美しい」「金持ちも、そうでなくても平等に1票の力を持っている」という覚醒の言葉。主権者は市民、私たちは市民の力を信じて、市民の力を広げ、政治を変えていくという役割を地道に果たしていくに尽きると思える時間を、会場にいる地域ネットのメンバーや運動グループの方たちと共有しました。
性別を問わず、収入の多少にかかわらずどこに住んでいても一票は一票。世の中不公平なことがたくさん存在する中で、有権者の一票は公平なのだから素晴らしい!! 当たり前すぎて忘れがちな大事なことを、改めて語り訴えて、共感者を増やしていきたいと思いました。

 

2部では、「参加と自治の市民政治」の価値を共有する運動グループの方々、市民活動団体、労働組合の関係者、東京都議会議員、国会議員、世田谷区長・立川市長ら、また、学識者・研究者など多数の来賓の方々にもご臨席いただきました。