「2022年度 品川区予算への市民からの提案」提出しました

区民のみなさんと共に「2022年度 品川区予算への市民からの提案」を企画部長へ手渡した。(2021年11月8日)

安心して住み続けられる品川をつくるため、区は市民の声を聞き取り、市民と共に考え、まちづくりに反映させて取り組んでいくというプロセスが重要です。
品川・生活者ネットワークは、次年度の区の予算への提案として各市民団体や個人の方々と意見交換会をおこない、さまざまご意見やご要望をうかがってきました。
予算への提案は、政策提案にもつながります。テーマごとに文書にまとめ上げ、11月8日に企画部長に面会し市民のみなさんと共に濱野区長へ提出しました。

この日、市民の皆さんからは、文書に明記した要望と関連した具体案、他にも追加してもらいたいことなどを直接お話しいただきました。
「公共施設の運動器具利用の拡大」「給食は子どものためにもオーガニック食材と牛乳はビンへ」「庁舎の防災機能強化」「見直しを含めた建設や再開発にかかる住民への周知徹底」「情報公開制度について」「わかりやすい窓口「ワンストップサービス」を」「校庭や園庭の人工芝生の是非について」
などです。

特に、区立学校の校庭は「土」にするか「人工芝生」にするかは、各学校の学校長判断・指示により決められるということについて、ぜひ見直しをというご意見が挙がりました。
「真夏の炎天下で地熱は蓄積されて暑さがさらに増す」「冬には乾燥で静電気が発生して痛い」「劣化して飛散するマイクロプラスチックが子どもたちの体内に吸い込まれるので危険」と、心配や不安が絶えないことを伝えました。
子どものための施設であるならば、学校長判断ではなく、まずそこに通う子ども、保護者からの意見を聞き取り、反映させ決めていくべきです。
企画部長からは「早急に人工芝生のご意見は関係部署に伝えます」と前向きな回答をいただくことができました。

品川区には、複数の区民と行政の担当者が直接意見交換をするようなしくみや機会が少ないのが現状です。かつてはタウンミーティングという制度があって、区長と普通の区民が話し合う貴重な機会になっていましたがそれもなくなりました。

さまざまな立場の区民と区の行政が直接意見交換をする場面をつくっていくのも生活者ネットワークの大きな役割です。
これからもこのような機会をつくっていきます。

2022年度 品川区予算への市民からの提案(PDF)