「東京電力管内の原子力発電所の稼働に関する東京都民投票条例」は否決に・・・

今日、都議会第2回定例会が終了し、32万筆の署名を持って提出された「東京電力管内の原子力発電所の稼働に関する東京都民投票条例」原案は、残念ながら否決されてしまいました。

賛成:ネット3 共産8 民主30    
反対:自民37 公明23 民主19  無所属3
(「原発」都民投票を成功させる会の発表)

討論に立った自民党、公明党からは、「立地自治体に配慮が欠ける」「都民が決める問題ではない」といった「お叱り」とも受け取れるような言葉が何度も出てきました。

福島第一原発の事故を見て、いっこうに進まない国や東京電力の対応に不信感を持った多くの市民は、原発は命にかかわる重大な問題だから、国や東電や立地自治体の判断だけで再稼働を決めてはいけない、電力ユーザーである都民も責任を持ちたいから意見表明の場を与えてほしいと言っているのに…。3.11以降、多くの市民は、幸せの尺度を変えました。相変わらず経済優先で変わっていないのは政治の舞台にいる人たちではないでしょうか。これ以上、議会と市民をかけ離れたものにしてはいけないと思います。

生活者ネット西崎光子さんの討論は、署名にかかわった人たちの声を代弁しています。アップされましたのでご覧ください。(市川)