緊急集会報告「新ガイドラインと安保・自衛隊関連法―安倍政権のウソを暴く」

なにがなんでも戦争法案を通そうとしている安倍政権にNO!を突き付けなければと、この日の緊急集会へ多くの市民が集まった。

 徹底解剖―新ガイドラインと安保・自衛隊関連法―安倍政権のウソを暴く!と題し、講師にNPO法人ピースデポ副代表の湯浅一郎さんを招き、学習会が行われました。(主催:「人権・平和委員会」をつくろう!大田・品川市民会議  共催:大田・品川生活者ネットワーク)

 
 安倍政権の目論む戦争立法と衆議院憲法審査会での3人の憲法学者が「法案は違憲」と発言した内容をかみ砕いて解説していただきました。
 また、1950年に発足し、今日に至っている自衛隊の歴史にも触れていただき、「日米防衛協力のための指針」の先行合意は、自衛隊が日本(周辺)有事に限らず、平時から緊急事態に至るまで、いつでも世界のどこででも、国連統括外の治安維持活動に至るまで自らの武器使用を可能とし、米国を始め戦争を遂行する他国軍への軍事支援を行うことを可能とするものであったということを改めて知らされました。

 体制の壁はそう簡単には動かないであろうが、一人でも多くの市民が、この壁の前に「立ちつくし」、「壁を押し続ける」ことが必須であり、状況を動かすのは市民・自治体の連携に基づく草の根世論であると結ばれました。

 多くの情報とともに、今後なすべき課題や方向を、短期的・中長期的視点から示唆をいただき、参加者からは、一向に理解ができないうちに日本の将来にとって重要な問題がどんどんすすんでいってしまい焦っている。市民社会が声を上げて行くことが大事だという最後の結びに勇気づけられたとの声が上がりました。