12月17日(火)リニア中央新幹線(北品川工区)調査屈伸の結果について説明会が開かれます

JR東海は2024年12月17日(火)18:15~大井町きゅりあん大ホールにて、説明会を開催します。
「広報しながわ12月1日号」9ページに掲載されています。

北品川工区の計画路線周辺を対象にしているため、大田区、世田谷区でも同様の説明会を開催します。
JR東海の周知広報によると、
シールドトンネル工事の安全対策や周辺環境の実地確認に主眼を置いた調査屈伸の範囲を2024年(令和6年)11月4日に終え「本格的な掘進」の開始に向けた準備を進めています。この度「調査屈伸」の確認結果を取りまとめたので、計画路線周辺住民を対象に「調査屈伸での確認結果に関する説明会」を開催すると明記してあります。

日  時 会  場 定  員
12月17日(火)18:15~ きゅりあん大ホール (品川区東大井5-18-1) 約1000人
12月19日(木)18:15~ 洗足池小学校体育館 (大田区南千束3-35-2) 約200人
12月21日(土) 13:30~ 東玉川小学校体育館 (世田谷区奥沢1-1-1) 約200人

備考
・来場に際して事前予約は不要です。(当日先着順でのご案内となります)←きゅりあん大ホールは1000人可能ですので皆さんぜひご参加ください。
・マスコミの方の取材・撮影はお断りしております。←マスコミ排除の根拠が示されていません。マスコミを入れて正確な報道をしてほしいと主催者に訴えましょう。連絡先は以下です。

問合わせ先
東海旅客鉄道株式会社 中央新幹線東京工事事務所
住所 東京都港区高輪3-24-16 品川偕成ビル3F
電話 03-6847-3701
品川区都市開発課(☎03-5742-6961  📠03-5742-6942)

リニア中央新幹線の北品川工区の調査屈伸は、北品川4丁目(品川学園近地)でシールドマシン工法により2021年10月に工事に着手しました。ところが2022年3月、2023年7月と2回にわたり長期間に及ぶ工事の中断がありました。当初、JR東海は300メートルの調査屈伸を終えて説明会を開催する予定と公言していましたが、シールドマシンは2024年4月時点では北品川側から約120メートルの地点に、同年10月時点でやっと230メートルの位置で施工していることも公表しています。

地下工事は住民が目視することはできませんが、地上でもリニア中央新幹線工事が原因ではないかと疑われている事象が起きています。
それは、目黒川で今年4月に魚の大量死が発生しました。また8月には数カ所で気泡の発生が確認されました。
区内だけではなく、町田市でもリニア中央新幹線トンネル工事現場に近い住民の家の庭で、地下から水と気泡が湧き出て、掘削工事を中断したとの報道がありました。
様々な問題を引き起こしているリニア中央新幹線です。

「そもそもリニア新幹線は必要ですか?」品川中小企業センターで行われた学習会に参加。講師は川村晃生さん(「ストップ・リニア訴訟!」原告団長/慶應義塾大学名誉教授)(2024年12月1日)

品川・生活者ネットワークは、リニア中央新幹線が自然破壊をもたらし、膨大なエネルギー消費が前提であること、政府から民間企業であるJR東海に3兆円の財政投融資が行われていること、区間内8割を超えるトンネル内での事故時の避難対策への危惧等々の理由から、計画自体に懸念があるという立場で発信してきました。
さらに品川区内においては、大深度法が適用されて地下工事が行われていますが、地上に住まう市民の意向の確認も必要なく、権利の保障もありません。勝手に工事を進めてしまうことを可能にする法律を適用することには反対です。