STOP!羽田新飛行ルート合同街宣を行いました。
5月30日(木)15:30より17:00に目黒駅西口にて生活者ネットワーク合同街宣を行いました。大井町駅での街宣でも南風のこの時間帯には巨大な航空機が飛びますが、目黒駅でも街宣地点の頭上のA滑走路ルートと東側に見えるC滑走路ルートに複数機の航空機が羽田空港に向かって飛んでいきました。
スピーカーは6名で、市民団体からも「渋谷の空を守る会」の須永知男さんと「羽田問題解決プロジェクト」の大村究さんにも参加していただきました。
ストップ羽田のチラシと品川ネットと目黒ネットの活動報告のニュースを用意し、広場を通る人や駅を利用する方に配りました。用意したチラシが足りなくなってしまったのは、嬉しい誤算でした。
チラシを手に取ってくださった方は、「運航が開始された当時は自宅上空から距離が離れたところ飛行していたようだが、どんどん自宅上空近くに変わってきた。国土交通省に電話したこともあるのよ。」と話してくれました。「騒音はそれほどないけれど、もし落下物があればと思うと心配で仕方のよ」という方もいました。さらに詳しく話を聞きたいとチラシを配っているメンバーに話しかけてくる方もいました。
よく聞かれる質問をQ&Aでまとめました。
Q.円安によるインバウンドと経済効果のためにも 増便のために羽田新飛行ルートが必要なのでは??
A.よくある誤解です。実は、従来ルートで増便できる新航空管制方式が 2020 年 11 月に確立され、既に運用されています。つまり、羽田新飛行ルートは不要であることは明確です。
Q.騒音には困っているけれど、羽田新飛行ルートが運用されてから 4 年も経つし、諦めるしかないのだろうか。
A.政府は、市民が声を挙げなくなることや、諦めることを「容認した」と同意語に判断します。 民主主義を終わらせない。市民自治を実現するためにも、 各々が自分の権利を主張し続けることが重要です。
Q.2022年3月13日、渋谷区のテニスコートに氷塊が落下しました。原因究明はされたのか?国交省は調査したのか??
A.国交省は、氷が溶けて無くなったことや、飛行経路から350m離れていたことを理由に3月18日には調査を打ち切りました。2017年に大阪で起きたパネル落下事故は、航路から約3.7km離れた場所に落下し、重大インシデントとなっています。氷塊落下で原因究明をしなかった国交省の姿勢から、“明らかに飛行機からの落下物”と判明しない限り、“落下物を認めない”ということが明らかとなりました。
Q.羽田新飛行ルートの騒音などの対策のために「固定化回避検討会」が設置されたから心配することないと聞くが?
A.固定化回避検討会で議論されていることは、国際的ルールにも適さない現実的に不可能な案ばかりです。詳しくはこちらの記事をお読みください。固定化回避検討会は、2022 年 8 月以降開催されておらず、次回開催も未定の状況です。残念ながら固定会回避検討会が続く限り、都心上空の羽田新飛行ルートの固定化が継続されることになります。