『品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例』は4月1日より施行しています。

久しぶりにマイクをもち、品川区政の状況と、この度施行された区のジェンダー平等条例について話した井上八重子元区議会議員(2024.4.27)


品川区は、『
品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例』を2024年第1回定例議会に上程し、議会の議決を経て制定しました。2024年4月1日より施行されています。この条例により、総合区民会館きゅりあんの3階にあった男女共同参画センターは「ジェンダー平等推進センター」と名称変更されています。

 

 本条例は前文第1章総則(第1条-第9条)第2章基本的施策等(第10条・第11条)第3章推進体制(第12条-第15条)第4章 雑則(第16条)付則から構成されています。

この条例の1章第1条(目的)では、ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会の実現に関し、その基本となる理念を明らかにし、品川区、区民等、教育関係者および事業者等の責務等を定め、ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会の実現に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを謳っています。第3条(基本理念)では9項を掲げ、性別等に起因する人権侵害の根絶や、固定的な性別役割分担意識による社会制度や慣行にとらわれず多様な生き方の選択を可能にすること、すべての人が妊娠、出産等のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)を認め合い、生涯にわたり健康で自分らしい生き方を選択できることが盛り込まれていますそして第5条から7条にかけては区、区民等、教育関係者、事業者の責務が言及されています。

 品川ネットはこの「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」について尊重される教育をかねてから求めてきましたので、この条例にのっとり施策が推進されることを評価しています。特に教育委員会での施策推進を期待し、今後も政策提案を続けます。

 

区報しながわ4月1日号にもこの条例の制定について詳しく掲載されています。そして区ホームページでは条例文と条例の解説書ともいえるQ&Aが公表されています。

広報しながわ4月1日号広報しながわ4ページ こちらから

品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例文

「品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例」に関するQ&A