8月より「区民アンケート」が実施されます。

大井町イトーヨーカドー前で「アンケートが始まります」と告知街宣。飛行ルート直下の地域に住む主婦は「ぜひ皆さんの声を区に届けてください」と切実に訴えた。(2023年7月30日)

森澤区長は、「羽田新飛行ルートに関しては全区民にアンケートを行い、その回答を基に国土交通省に向けて区民の声を届けていきます。」と区長選挙で公約に掲げました。
羽田新飛行ルートに特化したアンケートは実施されませんが、「区民アンケート」に羽田新飛行ルートのアンケートを組み込む形で8月1日より開始されます。

《アンケートを実施する担当課が要求した予算額より、大幅に減額した予算…》
2022年8月時点の予算編成過程で区が公表したものでは、区民アンケートを含む広聴経費として広報広聴課は2億3千万円余(※1)を要求しています。
その後、区長査定を経て、議会で可決された当初予算は半額以下の9,816万5千円となった経緯があります。

1億3400万円の減額理由は《区民アンケート経費の精査》とされています。

区民一人ひとりに郵送することをやめ、世帯ごとの郵送に変えたという精査もあるようですので、要求金額の精査は否定はしませんが、事業目的の後退につながるものであってはならないと考えます。こうした《予算》を追うことから、区が行う事業の様々な内容や、区の取り組み姿勢を確認することができます。

生活者ネットワークの主張により「予算編成過程の公表」が進んできました。
「令和5年度予算編成過程の公表」をご覧ください。
下方にスクロールして1.要求(各部要求)、2.予算案(区長査定の増減)をクリックすると詳細を見ることができます。


区の予算編成の流れは、
1.予算編成方針の決定→2.各部予算要求(※1)→3.企画部査定、区長査定→4.当初予算案プレス発表→5.議会への予算案上程→6.予算案区議会審議、議決となります。

品川・生活者ネットワークは、「区民アンケート」という漠然とした結果をまとめるものではなく、
地方自治法に定められた住民投票を活用し、羽田新飛行ルートの賛否を問う住民投票を実施して、その結果を受けて区長は国(国土交通省)と対話をするよう求めてきました。

《羽田新飛行ルートに賛成する人も反対する人も民意を主張できる機会を保障しよう》という条例「羽田新飛行ルートの賛否を問う品川区民投票条例」は、2020年12月25日、品川区議会で「賛成18、反対21」で否決となった経緯があります。
*「12月25日 臨時議会のご報告」で当時の様子をお知らせしています。

前区長は区民の直接請求に対して、《反対の意見を付して》議会を徴集しました。
前区長と反対を表明した会派・議員は、反対理由の一つに「住民投票に区民税を使う」ことを《否定》したものでした。

しかし、今回実施される区民アンケートでは、9800万円もの品川区独自の予算がかけられ行われます。

羽田問題解決プロジェクト代表の大村究さんも駆けつけ、積極的にアンケートに回答していきましょうとお話いただいた。

8月1日から3回に分けて世帯ごとに郵送されてきます。
回答期日は8月末となっていますが、遅れて郵送がされる方たちのことを踏まえ、「8月末厳守とは考えていない。」という、担当課長の言質は品川・生活者ネットワークで確認をしました。

アンケート内容は全面的に評価するものではありませんが、ぜひ皆さんこのアンケートを活用しましょう。

アンケートの詳細については引き続き「その2」でお知らせします。