新型コロナウイルス感染症に関する品川・生活者ネットワークから区への質問と要望~その②

4月27日に、それまで3回にわたって提出した「新型コロナウイルス感染症に関する品川・生活者ネットワークとしての質問と要望」についてご報告(4月27日ご報告はこちらから)をしました。
今回は、その後に提出した質問と要望についてのご報告です。

前回提出した質問と要望でも指摘した通り、品川区のHPでは新型コロナウイルス感染症に関する支援制度についての案内が他区のHPに比べてとても分かりにくいのが現状です。その点については未だ改善がなく、中でも障がい者の方たちへの支援制度がどのようになっているのかが全く読み取れません。もちろん、当事者お一人お一人のところへ適切な情報提供が行われているならそれが一番であり、特に日頃行政サービスを定期的に利用しておられる方に対してはそれが可能なはずです。しかし、視覚障がい者の方から、情報が全く分からないというご意見をいただき、やはり全体に向けての広報がもっと必要であるとして4月27日に意見と要望を提出した次第です。

この度総務省から、ひとり10万円の特別定額給付金事業について、「視覚障害者への配慮に関する協力依頼」という事務連絡が出されました。それが4月30日のことです。
また報道によれば、厚生労働省が同じく30日に「ヘルパー単独での買い物代行を認める事務連絡を全国の自治体に出した」ということです。
しかし、5月7日現在、HP上からは特別定額給付金についての「視覚障がい者への配慮」も、「ガイドヘルパー単独の買い物代行」情報も読み取れません。

特別定額給付金については現在、申請書の発送作業が進んでいるところです。総務省からの事務連絡では申請書郵送にあたっても視覚障がい者へ配慮を求めていますが、今のHPの状況を見る限りでは不安を禁じえません。
この度の総務省と厚生労働省からの事務連絡は、視覚障がい者にとっては日々の暮らしを成り立たせるためには必須の事柄に関するものであり、適切な対応が急務です。
5月7日付で、両省の事務連絡の内容について区の考え方を質問し、ぜひ両省の事務連絡を受け入れて区の広報および施策に活かすように要望をしました。

品川・生活者ネットワーク 幹事長 吉田ゆみこ/政調会長 田中さやか