東急大井町線下神明駅の転落事故に関して、品川区長に申し入れを行いました
去る2018年9月4日東急大井町線下神明駅で、視覚障がい者の方がホームから転落して亡くなるという大変痛ましい事故が起きました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするともにご遺族の方へは心よりお悔やみ申し上げます。
品川・生活者ネットワークはこの転落事故に関して、品川区長に再発防止策として、下神明駅への可動式ホーム柵の設置計画の前倒しと、品川区として優先順位の高い駅には可動式ホーム柵設置助成を行うよう整備計画を立てることを申し入れました。
以下申し入れです。
2018年9月28日
品川区長
濱野 健 殿
品川・生活者ネットワーク
幹事長 田中 さやか
政調会長 吉田 ゆみこ
東急大井町線下神明駅 転落事故への申し入れ
2018年9月4日に下神明駅で発生した転落事故はまことに痛恨の極みの出来事でした。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、駅が存在する品川区として、また区議会議員としてもこの事態を重く受け止めて再発防止に努めるべきと考えます。
品川・生活者ネットワークはこの認識に基づき、以下の申し入れをいたします。
1.可動式ホーム柵設置計画を前倒しして施工すること
区として事業者に対し、機会あるごとに可動式ホーム柵の設置を働きかけていることは承知をしています。
また、今回事故があった東急大井町線下神明駅では、すでに可動式ホーム柵の設置が計画されていることも承知をしています。しかし、今回の事故を受けて計画の前倒しを事業者に対して強く申し入れることを求めます。
また、同線旗の台駅にも可動式ホーム柵の設置は決まっているとの事ですが、ここは心身障害者福祉会館の最寄駅です。こちらも計画の前倒しを要請してください。
2.可動式ホーム柵助成について
可動式ホーム柵は、基本的には事業者が設置すべきものですが、区民にとって、とりわけ視覚障がい者にとってはぜひ必要なものであることから、区が助成をしています。
生活者ネットワークは、区が助成をするにあたっては区としての優先順位の計画を以て事業者を誘導すべきと主張してきましたが、あくまで事業者の事業であるので区としての計画は持っていないという姿勢です。しかし、今回の事故を見るまでもなく、ホームが狭い駅は可動式ホーム柵設置の優先順位が高いのは明らかです。
事業規模に比べて少額であったとしても、税金から助成をする以上、区として優先順位を付け、助成を提示することで事業者を誘導することが必要と考えます。早急に必要な駅を洗い出して区としての優先順位をつけ、やさしいまちづくり整備費の計画を立ててください。
以上