品川ネット新年集会ご案内 ~18歳選挙権の意義と課題~

選挙権年齢を18歳い以上に引き下げる改正公職選挙法が昨年6月に全会一致で可決・成立し、今夏の参議院選挙から適用され、約240万人の若者が新たに有権者になります。対象となるのは国政選挙のみならず自治体の首長の選挙や首長解職、議会の選挙や議会解散の請求、最高裁判所裁判官の国民審査などです。選挙運動も認められます。 

世界の9割の国・地域で実施されている18歳選挙権が、日本でもようやく実現することになりました。しかし、18歳選挙権が認められればよいというものではなく、これをいかに有意義に実現していくのかをめぐって教育を始めさまざまな課題が残されています。また、法律の附則には選挙権年齢引き下げを踏まえ、民法の成人年齢や少年法の適用年齢などについても「検討を加え、必要な法制上の措置を講ずる」と盛り込まれており、賛否両論さまざまな議論が展開されています。

特に教育現場の政治的中立の定義については、意見が異なることがしばしばみられており、過度の中立性を高校に求めれば政治教育を委縮させかねません。新たに有権者となる若者への情報発信のしくみや、当事者の情報収集のスキル向上なども含めてリテラシー教育を進め、「選挙は面白い!!」と実感できるような環境づくりが必要です。子どもも若者も社会の一員として、主権者として育ち行くシティズンシップ教育がさらに重要になることは明らかです。
そこで早くから若者の模擬選挙活動に取り組み、文科省・総務省が作成した政治教育のための副教材作りにも携わってこられた林大介さんをお招きし18歳選挙権の意義と課題についてお話しいただきます。どなたでもご参加ください。

 品川・生活者ネットワーク新年集会
~18歳選挙権の意義と課題~

日時:2016年2月9日(火)18:30~20:30(開場18:15)

場 所:きゅりあん第1特別講習室(4階) 

品川区東大井5-18-1 ℡03-5479-4100  交通:JR京浜東北線
・東急大井町線・りんかい線・・・大井町駅徒歩1分 

講 師: 林 大介さん(東洋大学社会学部助教) 

プロフィール/1976年東京生まれ。政治学修士。障害児介助員、NPO法人21世紀教育研究所事務局長、中学・高校の非常勤講師、NPO法人チャイルドライン支援センター事務局長、文部科学省生涯学習政策局政策課専門職などを経て現在に至る。論文に『シティズンシップ教育としての未成年模擬選挙の可能性』など。

参加費:無料
主 催:品川・生活者ネットワーク(品川区二葉1-10-11) 

■お問い合せ:℡03-5751-7105 fax03-5751-7106 
■電子メール: shinagawa@seikatsusha.net

案内チラシはこちらから