今年も「桜花びら調査」を実施、異常花は1000個中41個 

花の数を数えるためのカウンター、脚立、カメラは必携

3月26日(火)、全国規模の市民調査「桜調査ネットワーク」が実施している「桜花びら異変調査」を昨年に引き続き品川区の浜川公園で実施しました。3.11原発事故から2年余りが経過しましたが、昨年と同じソメイヨシノ2本を選定。一本500個の花について調べてみました。

正常なソメイヨシノは花弁も萼(がく)も5、おしべは1ですが、花弁が4とか6、おしべが花弁のように肥大化してきたり、がくも3,4,6などがあり、花弁も一つまたは二つだけが極端に小さくなっていたり、互いに重なり合っていたりして異常の形態は実に多様でした。異常花は1000個中41個で4.1%と昨年より高い数値が出てしまいました。

今年は予想に反しとても速く桜が咲きだしてしまい皆さんに呼びかけもできませんでした。これからも調査実績を積み重ね、桜を通し自然が伝えてくれる事実を受け止めていきたいと思います。

正常な桜の花びら(右)と花びら3、がく3の異常花(左)