科学者やスポーツ関係者等が登場して予算縮減に抗議する姿や、マスコミが街に出て、あらゆる年齢層の市民にインタビューし始め、若者たちのコメントも紹介されていました。
日本の国の現状がどうなのか、このままでは将来の見通しがたいへん厳しい…、という事を大勢の人が感じる状況をつくったという点では、政権交代の一つの成果といえます。
これまで行政・議会に市民が参画する姿はあまり話題になりませんでした。
少子高齢化がこれほどまでに進み、派遣切りなど不当な労働環境に職を失う人、命を絶つ人が年々増加し、地球環境悪化の影響が目に見える形で迫ってきていても、個々の問題を直接政治に結び付けて考えることは「好ましくない」とされてきたのではないでしょうか。
今回の「事業仕分け」は、国の行っている事業のほんの一部分ではありましたが、何を『無駄』として切り捨てるのか、『知らされない無駄』がどれほどあるのか、新たな疑問を持った人も多かったと思います。また、国レベルだけでなく、東京都・品川区など自治体に置きかえて、関心を持った市民も大勢いらっしゃると思います。
2010年は、これらの疑問を「参加・参画」の第一歩に、ぜひ政治への関心を言葉にしてみてください。政治は、私たちの暮らしをより良くするために、私たちの税金や労力をどう使っていくかを、私たちが考えて提案し、話し合い決めていく場です。
いま、そして10年後、20年後に「どんな国(まち)に暮らしたい」のか、一緒に考えてみませんか?
★新年の集い「市民が描く“住みやすいまちプラン”」
日時:2010年1月22日(金)18:30〜21:00
会場:きゅりあん 5F第2講習室