11月11日の濱野区長との意見交換会では「全校に栄養士を配置する」「65歳以上の重度身体障がい者の介護保健利用者負担を、障がい者自立支援法と同額の負担になるように助成する」「女性管理職や審議会に占める女性の比率を上げる」「保育園の機能の拡大にあたり、保育の質を低下させない」など、299項目の要望の中から話をしました。
区長からは、「栄養士はノウハウの提供が仕事、未配置校もカバーできる」「介護保険は国の動き見えないが、制度の運用を遵守」と後ろ向きの答弁もありましたが、「保育園は、都市部の事情を考えれば規制緩和もしかたがないが、保育の質の確保につとめる」「審議会の女性の比率は、公募でウェイトを多くし、さらに努力したい」「福祉の項目はしっかりと目を通させていただく」などの回答がありました。
さらに、限られた財源の中での予算を組み替える必要性については「品川区は仕事量も増えたが、コンサルタントへの依存傾向が強い。まちづくりに関しては、区職員がまちを歩き、市民目線でまちを知る必要があると感じている」と市民と共にまちづくりをすすめたいという思いが聴かれました。
品川区は来年度の収入が法人税でも2〜3割減収する見込みであることから、大変厳しいものとなります。国では事業仕分けが進んでいますが、区も見直すところはしっかり見直し、人にやさしい政治が実現する予算編成となるよう、今後も議会を通じてチェックする活動を進めていきます。
※2010年度品川区予算への市民からの提案書をご希望の方は生活者ネット事務局までお問い合わせください。