ネットニュース№70『区民インタビュー』より

〜介護の現場で感じることは?〜

生活者ネットは、身近な暮らしの中の課題を市民の皆さまから集め、調査し「市民政策」をつくり解決のための提案を行っています。

『区民インタビュー』コーナーでは、さまざまな現場の声を紹介します。初回は、介護や子育て支援に関わっている「たすけあいワーカーズたんぽぽ」のヘルパーの皆さんに聞きました。

◆今年4月の介護保険制度改正後、これまでは、家族と同居の高齢者も、日中は独居となるので、本人への支援として食事作りができたが、現在はできない。
◆要介護認定を決める基準が82項目から74項目に減ったために判定が軽くなる傾向が出ているようだ。
◆介護現場の離職者が多い。現実の仕事の重さに比べ、賃金や保障の低さが原因だと思う。
◆訪問介護では、利用者の状況により突然仕事が無くなることも多い。何の保障もないため若い人などが働き続けるのは困難。
◆介護プランが柔軟になり、利用者がその日にしてもらいたいことができるようになった。
◆休みなく介護に追われる家族を支えるシステムが必要。行き詰って虐待…という事態をなんとか防がなければ。

<読者の皆さまからのご意見もお待ちしています。>