「区民と区との協働を進める懇話会」に期待!

将来構想の柱、市民がつくる「私たちのまち品川」

 今年4月に施行された品川区の「新長期基本構想」には、区民との協働が重要な柱として位置づけられています。主体的に活動する多くの区民が区と協働して自分たちのまちを形作る。生活者ネットが区に提案し続けてきた、区政への市民参画が大きく前進したと実感しています。

 その協働のあり方を話し合い、必要なしくみを浮き彫りにし、着実に制度や組織を「市民が参画しやすい」形に変えていく、第一段階が「区民と区との協働を進める懇話会」であるととらえています。

 今年度、5月から始まった懇話会にはNPO団体、町会、商店会、企業などから地域に密着して活動している方々が集まり、それぞれの立場を理解し合い、区との協働からさらに区民同士のネットワークを広げる場づくりや持続的な協議の必要性について検討を続けています。10月17日には第5回懇話会が開催される予定です。

 「行政にお任せ」だけでは、要求や苦情ばかりになってしまう、より多くの人が安心や暮らしやすさを得られる区全体の将来像を区民として責任を持って考え、つくっていきたい。懇話会の参加者からは、そんなメッセージが発信されています。
 このような力量のある区民の皆さんの大切な発言の数々を、区長はじめ区幹部にはしっかりと受け止めていただき本腰を入れて取り組むよう、生活者ネットも期待を持って応援していきたいと思います。

写真上:香り豊かな キンモクセイ
写真下:ルバーブ(シベリア〜チベット原産/茎を甘く煮てジャムに)