市民発のミニフォーラム

テーマは後期高齢者医療制度

  生活者ネットワークは生活の中の課題を自ら発見し、解決に向けて意見交換をするミニフォーラムを開催しています。先日、5月16日に上大崎1丁目の方から自宅を開放して地域の人が気軽に集える茶話会をするので、後期高齢者医療制度をテーマに意見交換をしましょうとお話しをいただきました。

このテーマは品川ネットが4月26日に開いた都政フォーラムがきっかけで、自分たちでもこの制度を勉強していこうという声が上がり、市民発のミニフォーラムの開催につながりました。

  上大崎は品川区でも一番北に位置し、1丁目は港区との区境で区役所からも遠く近くに公共施設もありません。施設的には公共サービスが不十分なところです。そのような現況もあって自宅を開放された稲垣さんは空きスペースを活用して地域福祉のネットワーク作りをすすめたいともお考えのようでした。ご近所にお住まいという方からは近隣区と公共施設を共用するしくみがほしいという提案もありました。

  後期高齢者医療制度について、制度のあらましと課題を市川和子がお話し、疑問や問題を出し合いました。区長の話を聞いたが、10月から年金から天引きという話だが、7月8月9月3ヶ月は納付書で収めるという説明がなかった。区民に配られた資料では「4月5月6月は納付がありません」とあたかも保険料免除のような記述は誤解を招くなど説明責任の不足を指摘する声がやはり多くありました。保険証の封書が重要としか書いてなく見落とした人もいたことから、保険料納付書には「後期高齢者医療保険納付書在中」などていねいに一人暮らしの高齢者にもわかるようにしてほしいと要望がありました。行政にはわかりやすい広報と親切な対応を求めたいと思います。

医療制度のことだけではなく、さまざまな身の回りの課題を掘り起こし、自分たちの問題として取り上げ、今後も意見交換しましょうと会が閉じられました。

生活の中の疑問、課題を取り上げ、解決を探るミニフォーラム。いつでもどこでも生活者ネットワークの議員は出向きます。気軽に声をかけてください。(井上八重子)