放射能は魚や植物により生態濃縮され、人間が食べ物から摂取すると数万から数百倍と予想されています。英国のセラフィールド再処理工場の140キロも離れた海辺の町カナーボンでは小児白血病発生率が28倍にもなり深刻な問題となっています。
放射能汚染が農業・魚業に与える環境は大きく、人体への影響、環境破壊も計り知れません。さらに『六ヶ所再処理工場』で取り出されたプルトニウムは核兵器の原料になるものであり、多額の費用をかけて利用予定のない危険な物質を製造し、環境汚染を引き起こすというのが実態です。
再処理工場では来年2月の本格稼動に向けたアクティブ試験が継続中です。本格稼動に反対する署名や活動が全国レベルで展開されています。
品川・生活者ネットワークは第4回定例会で品川区議会から政府に対し「六ヶ所再処理工場の本格稼動中止と閉鎖を求める意見書」を出すことを求め区議会の各会派に呼びかけています。