新成人の皆さん あなたは投票に行きますか?

大井町きゅりあん前で100人に聞きました!

晴れ渡る青空に穏やかな陽が降り注ぐ大井町駅のペデストリアンデッキで、今年も「成人の日遊説」を行ないました。

華やかな衣装に包まれた若い人たちが、あちこちで写真を取り合い興奮気味に話し合うなか、大きなマイクで割り込み、生活者ネットワークをアピールさせていただきました。
遊説では、今年は4月の都知事選挙(8日)、同じく区議会議員選挙(22日)、7月の参議院議員選挙と、3回の選挙権行使の機会があることをお伝えし、「投票に行きますかアンケート」を実施しました。

結果は、男女91人からの回答で、「必ず行く・行くつもり」が57人(約63%)「行かないかも・わからない」が21人(約23%)、「行けない・行かない」が13人(約14%)でした。投票に行かないかもしれないと答えた方たちの理由は①「仕事や遊びなど用事がある」②「関心ない・めんどくさい」③「投票しても変わらない」の順でした。子どもを見てくれる人がいれば行く、行ったほうがいいかなぁという意見も。

政治に期待することは?の質問には、深刻な日本をもっといい感じに変えて。治安を良くして。消費税をなくして。政治家の不正を暴いて。核をなくして平和な世界に。教育は子どものことを考えてほしい。弱い立場の人が困らないようにしてほしい。など、もっともなご意見が多く、具体的なところでは、葬儀代が高い・高齢者が多いのだから安くできないか、若い人が政治に無関心といわれて悔しいから絶対に行く、候補者のいうことをよく聞いてから行く「だから、言ったことは守ってほしい」というご意見もありました。

現政府は憲法改正をにらみ、国民投票法案に18歳からの選挙権を打ち出す考えを見せています。これまで日本社会の子ども観は、その時々の都合で「おとな扱い」「子ども扱い」がまかり通る変に中途半端なものでした。現在の憲法にうたっているように「すべての人の人権が等しく守られる国」であれば、子どものときからともに社会を構成する人として育てられるべきです。「教育基本法の改悪」が数の力でまかり通り、内心の自由を国の力で抑えつけようとする現在の政治の流れは、若い人(かつて若かった人たちも)の力で変えていかなければなりません。約7割の人が貴重な1票を投じようとしていることがわかり、真っ当な政治姿勢でそれに応えなければと思いを新たにした一日でした。