品川・生活者ネット 新年の集い開催

 1月22日(日)に、品川・生活者ネットワーク新年の集いを開催しました。今年は第1部では生活者ネットワークの政治姿勢をもう一度振り返り、第2部では、生活者ネットの子ども政策でもある、子どもの多様な居場所を実践している「フリースクール・東京シューレ」の皆さんをゲストに迎え、子どもの権利条約をテーマにした劇を上演していただきました。
 はじめに、東京・生活者ネットワークの代表委員で前都議会議員の大河原雅子さんから、「これまで、国が担い、独占してきた公共性が機能不全となり、“官から民へ”が唱えられている。官に依存する社会から、市民が決定権を握る市民社会に基盤を移すときが来ている。“政府・産業・市民”の3つの領域を、豊かな市民社会を頂点にした『希望のトライアングル』に変えていきましょう!」というメッセージと、「お任せ政治」から「市民に政治を取り戻す」生活者ネットの政治姿勢が語られました。
 シューレ子ども劇団の舞台は、東京シューレ20周年のイベントにあわせ、演劇の好きな子どもたちが集まって台本や配役を決め、自分たちで作り上げたものです。演出、俳優ともに小学生から高等部までの子どもたちで、各地に出張公演もしています。劇は、学校での先生の心無い一言、会話のない家庭や比較される兄妹、不登校への無理解、それぞれの場面を、「子どもの権利条約」が活かされた時にどう変わるのか「ビフォー・アフター」で表現されています。思わずしんみりさせられる場面や笑いもあり、来場者からの拍手はなかなか止みませんでした。
 また、参加された団体や個人の皆様からも、市民活動のアピールがあり、たくさんの提案をいただきました。今後も皆様の声を活かして、品川ネットは子どもの権利条約にもとづいた子どもの最善の利益に価値を置く政策提案や、市民が元気に活動できるしくみづくりをめざし活動を続けていきます。