群馬県長野原町に八ッ場(やんば)ダム建設が計画されたのは、今から50年前、都市部への水の安定供給と洪水対策が目的でした。現在、節水対策も進み、人口も10年後位には減少傾向に転じるので、水需要の増加は考えにくい状況です。また、この計画が試算している洪水は戦時中の森林伐採などが原因でもたらされたと考えられ、これからは自然保護や森林保全に力を入れる対策の方が重要になってきます。
ダム建設により景勝の地、吾妻渓谷や川原湯温泉は水の底に沈み、二度ともどりません。事業総額5846億円にも上る税金を投入して、私たちは高い水道料金を払い、中和剤を注入しないと飲み水として適さないような水道水を飲みたくはありません。
5000人を超える住民監査請求は、今後、意見陳述を経て住民訴訟へと移っていくことになります。ボランティアで活動される弁護士の方々は、集会の会場費・レポートの発送費用等々、活動への資金カンパを呼びかけています。皆さん、ぜひご協力ください。
郵便振替 00550-2-32681
八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会