Jアラート訓練への抗議の声は報道されませんでした

コンビニエンスストアの前を通り地下鉄戸越駅へ避難する様子が報道されていたが、抗議の声をあげていたこと(画像左側)は報道されていない。

2月4日に実施されたJアラート訓練に市民から抗議の声があがりました。この訓練の様子をNHKで報道していましたが、訓練への抗議をする市民のことは報道していません。受信料を基本に運営する公共放送であるNHKとして、公平に現場の様子を報道する姿勢を求めたいと思います。品川区民のみならず、昨年、一作年に同様の訓練が実施された練馬区や中野区からも大勢の方が集まりました。一人スタンディングの方たちもいました。

NHKの報道では、Jアラート=全国瞬時警報システムでミサイル発射の一報が伝えられたことを想定して避難の呼びかけが伝えられると、訓練の参加は一斉に近くにある都営地下鉄「戸越駅」に逃げ込みました、と伝えています。森澤区長のコメントとして「今回の訓練では地下鉄の建物に避難しましたが、周辺の状況に応じては、丈夫な建物に避難するなどして即座に身を守ってほしい」と話したとも伝えています。このコメントには違和感しかありません。

品川区は都心上空を航空機が頻繁に運行するようになった自治体です。大井町駅では300メートル上空、勝島は250メートルです。落下物の危険を心配している区民がたくさんいます。このような自治体の首長として、ミサイルの飛来訓練よりも航空機からの落下物被害を避ける訓練を優先して行うべきではないでしょうか。しかしながら、落下物から逃れる訓練は現実的ではありません。確実に落下物の危険を避けるためには、都心上空ルートは撤回するしかありません。従来の「海から入って、海に出る」というルートに戻すように区長は積極的に国に対して声をあげるべきです。

国と東京都を向いて、戦争をあおる訓練をするよりも、足元の危険回避を森澤区長には求めます。