2022年 品川区議会 第1回定例会報告

品川区議会第1回定例会は2月17日から3月25日までの37日間の会期で開催されました。

上程された議案 区長提出:条例議案22件、契約議案1件、事件議案1件、予算議案10件、議員提出議案1件でした。

生活者ネットワークは、条例議案では4つの議案に反対しましたが、その他の条例議案にはすべて賛成しました。
反対した議案は、以下の通りです。
10号議案 マイナンバーカードの利用範囲を拡大する趣旨の条例、
12号議案 品川区の職員の定数を改正する条例、
24号議案 品川区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、
34号議案 品川区国民健康保険条例の一部を改正する条例、です。

予算議案では2021年度品川区一般会計補正予算、2022年度品川区国民健康保険事業会計予算に反対し、その他の予算議案には賛成しました。

以下にそれぞれ反対の理由を述べます。

10号議案はマイナンバーカードの利用範囲を拡大するものです。生活者ネットはマイナンバーカードに反対をしています。理由は個人情報の流出につながるおそれのあることと、国家による国民の個人情報の一括管理につながるおそれがあることです。その利用範囲が広がることはその危険性が増すことに繋がります。また今回の改定によって利便性が高くなるのは区外から転入者のみで、限定的です。以上の理由から反対しました。

12号議案は2022年度の職員の定数を定めるものです。児童相談所のための職員増は一定評価できますが、全体としては福祉職の配置が不充分であり、学校に関しては用務職員を外部委託の方向で進めることも容認できません。従って反対しました。

24号議案は、広町再開発地区に関する条例改定です。品川ネットは区民の意見をないがしろにした広町再開発計画の手法に反対しています。この条例改定自体は区域内の建物の用途制限などを条例として担保するものですが、前提となる再開発の手法に反対なため、条例にも反対しました。

34号議案は、国民健康保険料の改正案です。品川ネットは、上がり続ける国民健康保険料は、払いきれない人たち、すなわち無保険者を生み出しかねないと強く懸念しています。34号議案はこれまでの国民健康保険制度が抱える矛盾点をそのまま認めることを前提とした、2018年度改定の品川区国民健康保険条例に基づいています。感染症対応としての激変緩和措置は評価しますが、根本的な解決策にはなっていないため、反対しました。
予算議案で、2022年度品川区国民健康保険事業会計予算に反対した理由も、同様に現在の国民健康保険制度の矛盾点をそのまま認めることが前提となっており、容認し難く反対しました。

総括質疑 予算特別委員会最終日には田中さやかが総括質疑を行いました。

質問の項目は、子どもの権利について(東京都こども基本条例に基づいたこどもの意見表明権とそれを支援する仕組みを区として具体的な制度にすることを求める内容他)羽田新ルートについて(渋谷区で起きた氷の落下事故を事例に他)再開発問題について(小山三丁目再開発を事例に)などでした。

最終本会議では委員会で不採択とされた陳情の中から、3本を取り上げ田中さやか、吉田ゆみこが討論を行いました。

田中さやか「羽田新飛行経路下の子どもを含む住民を対象とした日常生活への影響の実態調査(アンケート)と調査結果の公表を求める陳情」
吉田ゆみこ「都市計画地区計画の決定に関する陳情」「品川区の人口計画に関する陳情」

内容につきましては田中さやか吉田ゆみこのHPをご覧ください。  (よしだ ゆみこ)