国交省作成の「意見カード」の周知を区に要望しました

 

 

区の都市環境部長へ要望書を手渡しする田中さやか(中央)と吉田ゆみこ(右)。2021年5月13日

国土交通省は『「羽田空港のこれから」ご意見カード』を作成し、自治体に配布しました。
品川区は当初昨年12月に100枚を国交省に要望し、区役所6階都市計画課窓口に置くだけで、区民への周知も行っていませんでした。(田中さやかHPをご覧ください。)

この意見カードは誰でもが意見を記入して、そのまま投函できるもので、投函期限は2022年12月31日までです。国交省が意見カードを作成したことは評価します。しかし税金を湯水のよう使って
区民に誤解を与える「品川区民のみなさまへ」というチラシを全戸配布しておきながら、意見を聞くカードは2020年度分として、たったの2万部を作成したとのことです。そして関係自治体には配布したということですが微々たる枚数です。品川区が100枚しか要望しなかった意図はわかりませんが、その姿勢は国交省の姿勢と五十歩百歩です。到底区民は納得しません。
品川区は住民の要望があれば、国に対して意見カードの増刷を要望し、住民の手に渡るよう尽力すべきです。

5月13日、この「意見カード」の周知と公共施設での配布拡充を求めて、品川・生活者ネットワーク幹事長/政調会長の名で要望書を区長に提出しました。

 

 2021年5月13日

品川区長
濱野 健 様

 

                            品川・生活者ネットワーク

幹事長 田中 さやか
政調会長 吉田 ゆみこ

 

羽田新飛行ルート「羽田空港のこれから」ご意見カードを区有施設に設置し
積極的に市民に周知するよう求める要望書

 国土交通省東京航空局では、2020年3月29日から運用を開始した羽田空港の新飛行ルートについて、「『羽田空港のこれから』ご意見カード」(以下、「意見カード」)を作成し、市民からの意見、問い合わせを受け付けています。
他自治体では、この「意見カード」を、市民が利用する区有施設に配布し、また、自治体ホームページなどの広報で積極的に市民へ周知しています。
しかし、羽田新飛行ルートの影響を一番に受ける品川区では、「意見カード」の存在さえ知らせていません。

2017年のタウンミーティングで区長は「品川区民にとってはデメリットしか降ってこない。ゆゆしき問題」と発言しています。区民も同じ思いです。
昨年末には「羽田新飛行ルート運用について区民の意見を届けたい」との区民の思いが2万筆以上の投票条例請求署名に集まり、条例請求に至りました。
区は、「意見カード」の存在を区民へ積極的に周知すべき立場でありながら、現在のところ周知もなく、配布場所も担当部署である品川区役所本庁舎6階の都市計画課の窓口のみです。
区民在住、在勤および品川区を訪れる市民が、直接国へ意見を届けられる「意見カード」について、区が積極的に取り組んでいただきたく下記の通り要望いたします。

 

 

1.「意見カード」を、公共施設に配布すること。(例えば、地域センターや区立学校、児童・保育・子育て支援施設、体育館等運動施設、区立図書館、高齢者施設、障がい者施設、文化センター、健康センター、きゅりん、スクエア荏原、info&cafe SQUARE、歴史館、しながわ水族館、中小企業センター、男女共同参画センター、区政資料コーナーなど)
また、配布の際には、「意見カード」の存在が市民に分かるように表示すること。
1.「意見カード」があることや、入手できる場所を区報や区のホームページで周知すること。

以上