全国一斉川調査の日に、目黒川の水質を調べました

おもりに書かれた十字がかっきり見えるところまで引き上げて・・・ 透明度を計ります

 

 河川や水辺などの身近な水環境に対する市民の関心が高まっていることを受け、全国で水質調査を行っている市民団体等と国土交通省、(財)河川環境財団の連携により、2004年より毎年6月に全国で一斉に水環境の水質調査が行われています。
 調査は全国統一の簡易検査キットで行うことができ、市民が気軽に参加して地域の河川や水辺などの水環境に興味が持てるようなものになっています。
 2014年度の全国一斉調査日とされた6月8日(日)の午前中、梅雨の合間を縫うように、生活クラブ運動グループ品川地域協議会主催で目黒川の水質調査を実施しました。
今回はアドバイザーに簡易検査キットを販売している(株)共立理化学研究所の伊藤史朗さんを迎え大人6名、子ども6名の参加者のもと、森永橋、東海橋より目黒川の水質を調べました。初めて透明度計を使い川の水の透明度を正確に計りました。一見、濁りが無いように見えますが真水との違いにびっくりしました。
水深1メートルほどの水を採取し、COD、アンモニウム態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素、りん酸態窒素の各薬剤と混合し、指定時間経過後の色の変化により、濃度を計測しました。悪臭はありませんでしたが、下流のほうが浮遊物も多くCODの値が高いなど汚れがひどいことがわかりました。
 1人一人が生活排水をきれいな排水にすることを心がけ、下水処理場に負荷をかけないようにすることの大切さを実感できた一日でした。