「ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会」が主催する大森駅のバリアフリー点検に、品川ネットの福祉部会のメンバーが参加しました。
駅構内も含めて調査箇所は7コース、それぞれグループごとにカメラやメジャー、調査用紙を手に激しい雨の中を熱心に見て回りました。
視覚、聴覚障害、車いす使用の方からは「点字ブロックの不備・不統一」「進行方向を示す表示が少なく、見にくい」「歩道の狭さや傾き、危険な段差」などについて、具体的な指摘があり、その場所は調査書の地図に記されカメラに撮っていきます。歩道の幅や段差も計り記録します。区の職員の方たちもグループ内に入っていて指摘場所をしっかり確認、メモをとっていました。
約1時間の調査を終えた後、ベルポートの会議室で各グループの点検報告がありました。駅構内、商店街、公園周辺など調査コースによる違いもありましたが、信号機の音声ガイドがない、点字ブロック設置がバラバラ、危険な路面の傾きや段差は共通していました。
今日の調査結果は会が提言書としてまとめるそうです。昨年は鎌田駅周辺の点検を行っていて、大田区ではこのような調査をもとに「大田バリアフリーマップ」を作成し、区民に配布しています。
報告会の会場は70人近い参加者でいっぱいでしたが、老若男女、数のバランスがとれていて、若い区職員からは「勉強になった、仕事に生かします。」との声、頼もしい感じでした。市民と行政のパートナーシップが日常的になれば、暮らしやすいまちづくりは進むでしょう。品川区にもネットは働きかけています。皆さん、ご意見をお寄せください。