生活者ネットサロン/議会報告会を開催しました

改選後、初めて開かれた品川区議会第2回定例議会後の議会報告会を荏原第四区民集会所で8月19日(火)14時~16時に開催しました。
今期の二人の所属委員会が田中さやかは総務委員会、吉田ゆみこは建設委員会です。

総務委員会は企画財政を中心に政策決定や契約案件、そして総務全般が所掌事務になっています。そして建設委員会は道路や公園などのハード部分や環境などが主な所掌です。さらに昨年までは行革特別委員会で審議されていた羽田新ルート計画にかかわることが建設委員会になりました。

議会報告では、田中は補正予算に関連してプレミアム商品券について、契約審議における説明資料の不足など品川区議会の現状をお話ししました。吉田は第2回定例本会議での一般質問の質疑から区民の提案と区の姿勢について報告しました。障がい者福祉や高齢者福祉については多くの区民の方から相談を受けていて課題のある問題です。そして建設委員会の中で取り上げられている羽田新ルートについて、区議会としての取り組みなどを報告し、関心を持っていただきました。

2部では交流を兼ねて、参加の皆さんより発言していただきました。(一部紹介)

・区教育委員会が保護者向けに障がい児の理解と対応を示す冊子を配布している。ところが教師がそのガイドブックに反する行為を行っている。何度か学校とも話し合いの場を持って、改善を求めている。1年生の時はできることを評価する担任であったが、現在はできないことを指摘し、普通学級では見られないとまで言われる。

品川ネットはともに学びともに生きることができる社会の構築を政策に掲げています。学校を卒業して初めて障がいのある人に接するではなく、小さい時から学校でも障がいのある子がいて一緒に過ごすとができれば、子どもなりの対応というものが生まれてきます。そしてそれを見守ることができる教師が必要と対策を求めています。田中さやかが発達障がいのある方の支援をHPに書いています。ご覧ください。

・羽田新飛行ルートは品川区をはじめ関係自治体は、危惧されている事象は見て見ぬふり、何かあったら国交省が決めたことと逃げを打つつもり。都心上空の3.9万回の増便は実際の羽田の機能強化には貢献しない。デメリットしかないこの計画は論理破綻している。しかし理論武装では国は動かない。実機を早く飛ばせと働きかけたい。大型機が都心上空を飛行したら、巨大飛行機の姿と騒音で住民がことの重大に気づき反対の声はさらに大きくなる。

30日、東京都庁を会場に、急きょ開催が告知された「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会(第1回)」。連絡会出席メンバーである、関係区市の副区長副市長の到着を待ち、「危険な新ルート計画はお断り」「都心低空飛行計画は白紙撤回!」を掲げスタンディングする市民ら。生活者ネット「23区羽田問題プロジェクト」のメンバーらとともに井上八重子も参加した。7月30日、都庁本庁舎前で

7月末から8月にかけて国交省の動きは、住民の理解なんて気にしてられないというひどいものです。
このような現状であってもあきらめずに市民運動が行われています。
品川ネットも賛同し、一緒に活動します。

7/19 羽田問題シンポジウム開催(きゅりあん小ホール280名が参加)
7/30 東京都主催の関係自治体を集めた連絡会
※関係区市副区長の集合に合わせて、市民が都庁前で抗議スタンディング→【写真右】
8/6 国交省主催の首都圏航空機能強化協議会開催
8/7 国交省職員が都知事と会談
8/8 来年3月29日運行開始を国土交通省石井大臣が記者発表
※羽田問題シンポジウム実行委員会が大臣表明を受けて、急遽反対記者会見を国交省内で実施
※翌9日「東京ネット23区羽田問題プロジェクト」が国交大臣に白紙撤回要請行動を実施
8/27 大臣発表への抗議集会(中小企業センターレクホール 120名が参加)
8/30 朝6時~8時小型機による検査飛行開始

・住民の地域猫活動への理解啓発と啓蒙を区が行ってほしい。町会が認めることを条件にモデル地区制度もあるが、住所の公開が求められるため、その方のところに猫を捨てるということも起こっている。課題を区が共有して一緒に考えてほしい。

掲載しきれませんが、参加型民主主義を念頭に、頂いたご意見を区政に反映していきます。

※次回議会報告会は9月開催の第3回定例議会後11月初旬に開催します。

品川・生活者ネットワーク
代表 井上八重子