2017年 第四回定例議会のご報告

2017年12月11日 14時57分 | カテゴリー: トピックス

12月11日、大井町駅で議会報告駅頭。ことのほか反応がよく、特に羽田問題に報告が及ぶと多くの人がチラシを受け取ってくれた。1時間たたずに100セット用意したチラシを配り終えた。

品川区の2017年最終の議会第四回定例議会が終了しました。会期は11月24日から12月7日でした。

◆議案審議:区長提出議案は条例議案9、契約議案1、事件議案3でした。また、議員提出議案は1でした。

◆反対した条例議案は第79号議案品川区長および副区長の給与および旅費条例の一部を改正する条例です。反対理由は以下のとおりです。

本条例案は、一般職の給与引き上げに伴う形で特別職である区長・副区長についても引き上げを行う、というものです。品川区は特別委員会人事委員会の勧告によって品川区の一般職員の給与の引き上げを行うために条例の一部改正を提案しました。ネットはこちらには賛成しましたが、特別職と一般職の給与については別の考え方をすべきではないか、という見解です。その中でも特に区議会議員は一番区民に身近な存在であるべきです。ところが、本条例は区長、副区長の給与を引き上げると自動的に議員の期末手当が引き上げられる形になっており、このままでは区議会議員の期末手当が上がってしまいます。

生活者ネットワークは区長についてはその責任の重大さを考えれば報酬を上げることは容認し、区民に対する責任を十分に果たすことを求めるべきと考えます。また、区議会議員の報酬を「決して上げてはいけない」という意見でもありませんが、現時点での区民の状況を鑑みれば「今、上げるということは区民の理解は得られない」と判断しました。

◆議員提出議案<東京都受動喫煙防止条例化に関する意見書>案に反対しました。

この意見書案は、東京都議会で議論が進んでいる受動喫煙防止の動きに対して抑制の方向で出されるものです。生活者ネットワークはたばこの害に限らず、化学物質全般について問題意識を持ち、基準を厳しくすべきと主張しています。特に体の小さい子どもたち(胎児も含む)について、摂取基準が成人男子と同じであることに異論を唱え、子ども基準を定めるべきと主張を続けています。禁煙対策が飲食店の経営に影響することは理解できますが、優先すべきは人々の健康であり、中でも子どもたちの健康であると考え反対しました。

◆その他の議案については、賛成しました。

◆羽田空港機能強化に伴う新ルート案に関する請願2本について、最終本会議で賛成討論を行いました。討論は以下のとおりです。

品川・生活者ネットワークを代表して、請願第13号「羽田増便の新低空飛行ルートによる品川区内の運動公園への騒音などの影響に関する請願」、請願第14号「品川区として羽田空港への新ルート見直しを政府に求める請願」に賛成する立場で討論します。

請願第13号は、新飛行ルートによる低空飛行の騒音などの影響が区内の運動公園でどのようになるかを国土交通省が明らかにするよう要請し、その対策も含めて国土交通省が利用者や区民に説明するようによう要請することを求めているものです。

また請願第14号は、最近頻発する落下物などの重大インシデントを受け、落下物が避けられない中、住民の生命と財産を脅かす羽田空港新ルートは見直すように国に要望することを品川区に対して求めるものです。

品川区はこれまで、羽田増便のための新飛行ルート案は「あくまで国の問題であり、品川区としては区民の不安を払しょくするためにより丁寧に、きめ細かな説明を求めていく」という態度を通してきました。しかし、最近頻発する重大インシデントとする事故はもはや「国の問題」として片づけられる事態ではない、ということを明らかにしました。

また、区は議会に対し、この航路案について「容認してはいない」という答弁を繰り返してきました。しかし、先日のタウンミーティングでの区長の発言では「国策だから甘受する」と明言しました。これまで議会に対する答弁は根拠のないものであったことが明らかになりました。これは、二元代表制の一方である議会軽視と言わざるをえません。

区長のタウンミーティングの発言によれば「品川区と品川区民にはデメリットしかない。国策としてどうしても実施するのであれば、品川区民にとってのメリットを提示してもらいたいと交渉し、国交省からメリットの提示を約束していただいた」ということですが、区長は何を想定してメリットとされるのか?区民が懸念するデメリットとは落下物等による生命の危険です。生活者ネットワークとしては命に代わるメリットというものを想定することはできません。

品川区議会はこれまで2回にわたって国交省に対して意見書を提出してきました。しかし、9月27日の行財政改革特別委員会では、議会が意見書で求めてきた教室型説明会について、「『教室型説明会の方法でどうでしょうかという、そういった相談の内容ではなく、教室型の説明会はやはり難しい』という回答しか得られていない」ということが担当課長からの答弁から明らかになりました。

こういう状況の中で、区民の不安が一層増していることは大いに共感するところです。区議会としても区から根拠のない答弁を受け、国土交通省からは意見書の内容に対する検討もされていないことが明らかになった以上、これらの請願を採択して区議会としても意思表示をすべきです。もし、このまま計画が実行され、万が一の事態があった場合、容認してきた議会の責任も区民から問われます。

改めて請願の採択を議員の皆様に呼びかけて、品川・生活者ネットワークの賛成討論を終わります。

以上が、第四回定例議会のご報告です。

品川・生活者ネットワーク 幹事長 吉田ゆみこ  政調会長 田中さやか