2009年度決算の認定に賛成

決算特別委員会報告

区長選挙に伴って、例年より1カ月遅れで始まった決算特別委員会が、11月11日最終日を迎えました。各会派意見表明のあと表決が行われ、品川・生活者ネットワークは一般会計と4特別会計すべての歳入歳出決算の認定に賛成しました。

2009年度の歳入は1438憶円、歳出は1405億円、歳入歳出差引額は33億円で黒字となっており、翌年に繰り越すべき財源3億円を差し引いた実質収支も29億円の黒字です。しかし自主財源である区税、使用料・手数料、財産収入は昨年に比較して△0.2%、△5.2%、△30%と軒並み減収です。依存財源といわれる交付金や補助金も同様で、特に都から財政調整される特別交付金は前年比12.5%51億円も減額されています。

東京都の2009年度の都税収入も前年度比で1兆円減少し、厳しい歳入環境になっています。景気の回復はすぐには期待できないので、来年以降も特別区交付金は減少すると推測されます。こういったことも踏まえて、公が行う範囲を超えたマスコミ受けを狙った施策の見直しや区民ニーズを的確にとらえた施策への転換を提案しました。