90分サロン開催・・・ボランティア活動を通して広がる人付き合い

仕事をもちながら、地域の活動を担う人たち

 今回お話いただいた小坂さんは、大手ゼネコンの「鹿島(かじま)」にお勤めのかたわら十年ぐらい前から「勤ボラ会」という会を立ち上げてその代表をされていて、品川区の住人でもあります。勤ボラ会とは「勤労者ボランティア会」の略称です。

 つまり企業に勤めていて「ボランティア」や「社会貢献」に関心のある人たちの集まりで、現在の会員は約500人ほどですが、企業や自治体の人が7割、NPO関係の人やマスコミの人が残りを占めています。例会は奇数月の第3金曜日の夜と決まっています。その時の活動テーマや内容によって参加人数も決まってくるようです。

 今回の90分サロンでのお話は、企業の社会貢献の裏話やご自分でやってこられたボランティア活動など多岐にわたりました。特にCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)については、参加されたみなさんにとっては初めての言葉で「利益追求型の企業が社会貢献をするなんて、何か魂胆がありそうな気がする」などと興味をそそられた様子の声も上がっていました。

 また、団塊の世代をボランティアに誘い出す難しさを団塊の世代に属する小坂さんからお聞きすると、妙に説得力がありました。小坂さんには今度の90分サロンの講師役をきっかけとして品川生活者ネットワークにいろいろな形で関わっていただけるようです。

 これからも90分サロンを「気軽に参加できて、多方面で活躍している方々と知り合える場」として、皆さんに活用していただきたいと思います。(運営委員/松本修一)