六ヶ所再処理工場の本格稼動に反対する署名活動展開中!

海も空も土も、放射能で汚してはならない

六ヶ所村は本州の一番北、青森県の太平洋側、下北半島の付け根に位置しています。ここに核燃料サイクル基地と呼ばれる4つの施設があります。そのひとつが再処理工場で、全国の原子力発電所から集められる使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す化学工場です。この工場が本格稼動すれば年間800トンもの核廃棄物を処理することになります。その過程で放出されるクリプトン、リチウム、炭素など人体に危険な放射能物質が巨大排気塔から大気へ放出され、沖合い3kmの排出口からは海流に混ざって海に捨てられます。

放射能は魚や植物により生態濃縮され、人間が食べ物から摂取すると数万から数百倍と予想されています。英国のセラフィールド再処理工場の140キロも離れた海辺の町カナーボンでは小児白血病発生率が28倍にもなり深刻な問題となっています。

放射能汚染が農業・魚業に与える環境は大きく、人体への影響、環境破壊も計り知れません。さらに『六ヶ所再処理工場』で取り出されたプルトニウムは核兵器の原料になるものであり、多額の費用をかけて利用予定のない危険な物質を製造し、環境汚染を引き起こすというのが実態です。

再処理工場では来年2月の本格稼動に向けたアクティブ試験が継続中です。本格稼動に反対する署名や活動が全国レベルで展開されています。

品川・生活者ネットワークは第4回定例会で品川区議会から政府に対し「六ヶ所再処理工場の本格稼動中止と閉鎖を求める意見書」を出すことを求め区議会の各会派に呼びかけています。